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立命館大学　研究者学術情報データベース English>> TOPページ TOPページ > 林　宏明 （最終更新日 : 2022-11-19 03:01:12） ハヤシ　ヒロアキ 林　宏明 HAYASHI HIROAKI 所属 薬学部 薬学科 職名 教授 業績 その他所属 プロフィール 学歴 職歴 委員会・協会等 所属学会 資格・免許 研究テーマ 研究概要 研究概要（関連画像） 現在の専門分野 研究 著書 論文 その他 学会発表 その他研究活動 講師・講演 受賞学術賞 科学研究費助成事業 競争的資金等(科研費を除く) 共同・受託研究実績 取得特許 研究高度化推進制度 教育 授業科目 教育活動 社会活動 社会における活動 研究交流希望テーマ その他 研究者からのメッセージ ホームページ メールアドレス 科研費研究者番号 researchmap研究者コード 外部研究者ID その他所属 1. 薬学研究科   学歴 1. 1992/07(学位取得) 京都大学 博士（薬学） 2. ～1987/03 京都大学 薬学部 薬学科 卒業 3. ～1989/03 京都大学大学院 薬学研究科 薬学専攻 修士課程 修了 4. ～1992/03 京都大学大学院 薬学研究科 薬学専攻 博士課程 単位取得満期退学 職歴 1. 2019/04/01 立命館大学 薬学部 教授 2. 2007/04/01 ～ 2019/03/31 岩手医科大学 薬学部 准教授 3. 1998/05/01 ～ 2007/03/31 岐阜薬科大学 薬学部 助手 4. 1993/10/01 ～ 1998/04/30 新潟薬科大学 薬学部 助手 所属学会 1. 日本植物バイオテクノロジー学会 2. 日本生薬学会 3. 日本薬学会 資格・免許 1. 1988 薬剤師免許 研究テーマ 1. カンゾウ属植物とマオウ属植物の自生地調査と系統解析 2. 高等植物が生産する二次代謝産物の多様性の解析 研究概要 薬用植物の二次代謝の多様性の解析とその応用 　高等植物は多様な二次代謝産物を生産し、その中には医薬品として利用されているものも多い。我々は、重要な薬用植物であるカンゾウ属植物とマオウ属植物を研究材料とし、これら植物を自生地で採集するとともに、国内で栽培されている系統を収集している。　これまで収集した多様なカンゾウ系統から、甘草の有効成分であるグリチルリチン酸の多様な誘導体の単離を進めるとともに、カンゾウ属植物のサポニンの成分組成の異なるカンゾウ属植物系統を用いて、これらの成分変異の原因と考えられる水酸化酵素と配糖化酵素の遺伝子を系統間で解析することで、成分変異の指標となる遺伝子変異を同定するとともに、これらの生合成酵素遺伝子を組み込んだ酵母を用いた生物合成を目指している。　　また、収集した各種マオウ属植物を用いて、麻黄の有効成分であるエフェドリンとプソイドエフェドリンの含量比の制御機構の解明を目指している。さらに、麻黄の生理活性物質として最近注目されているフェノール性化合物の成分変異についても解析を進め、どのような麻黄が漢方薬原料として効果的なのかを明らかにしていきたい。 現在の専門分野 天然資源系薬学 (キーワード：生薬、薬用植物、サポニン、アルカロイド、生合成) 論文 1. 2022/05 Characterization of triterpene saponin glycyrrhizin transport by Glycyrrhiza glabra │ Plants │ 11 (1250) (共著)   2. 2021/09 Effect of glucoglycyrrhizin on IgE-mediated immediate hypersensitivity in mice │ Journal of Natural Medicines │ 75 (4),994-997頁 (共著)   3. 2021/06 Glycyrrhizin derivatives suppress cancer chemoresistance by inhibiting progesterone receptor membrane component 1. │ Cancers │ 13 (3265) (共著)   4. 2020/06 Chloroplast phylogenomics reveals the intercontinental biogeographic history of the liquorice genus (Leguminosae: Glycyrrhiza). │ Front. Plant. Sci. │ 11 (Article 793) (共著)   5. 2020/03 Effect of hot water extract of a glycyrrhizin-deficient strain of Glycyrrhiza uralensis on contact hypersensitivity in mice │ Journal of Natural Medicines │ 74 (3),415-420 (共著)   全件表示（19件） 受賞学術賞 1. 2005/08 日本植物細胞分子生物学会 日本植物細胞分子生物学会 奨励賞 (高等植物におけるトリテルペノイド関連成分の多様性と生合成酵素に関する研究) 2. 2003/09 日本生薬学会 日本生薬学会 学術奨励賞 (カンゾウ属植物の自生地調査と二次代謝機能の解析) 科学研究費助成事業 1. 2015/04 ～ 2018/03 カンゾウ属植物の成分変異を基盤としたサポニン生産系の構築 │ 基盤研究(C)   2. 2007/04 ～ 2010/03 遺伝子型と成分変異を指標にしたカンゾウ属植物の優良品種の選抜 │ 基盤研究(C)   3. 2001/04 ～ 2003/03 高等植物が生産する生理活性トリテルペノイド成分の代謝工学 │ 若手研究(B)   4. 1997/04 ～ 1999/03 カンゾウのテルペノイド生合成に関与する酵素遺伝子ネットワークの解析 │ 奨励研究   競争的資金等(科研費を除く) 1. 2011/03 ～ 2013/02 持続的な薬用植物栽培に向けた調査研究 │ 競争的資金等の外部資金による研究 │ 科学技術研究員派遣事業（JSPS/JICA）   研究者からのメッセージ 1. 多様性の世界「植物の二次代謝」高等植物は多様な二次代謝産物を生産し、その中にはモルヒネやパクリタキセルのような医薬品もあります。これらの二次代謝産物の生合成酵素の遺伝子が明らかになり、これらの成分の多様性の仕組みが明らかになりつつあります。普遍的な一次代謝産物の生合成酵素に比べ、二次代謝産物の生合成酵素の遺伝子配列は、植物の系統間で少しずつ遺伝子配列が変化するに伴ってその機能も変化しています。この変化を利用して、新しい薬ができるかもしれません。 © Ritsumeikan Univ. All rights reserved.