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関係代名詞の導入から練習まで 偉人カルタで歴史と英語を同時に学ぶ (NEW HORIZON 3, Unit 5を活用) 横須賀市立池上中学校教諭嘉山 透 嘉山 透 先生 神奈川県横須賀市の英語教諭として13年目。「学ぶって、おもしろい!」と生徒が感じられるような授業・学年・学校を作ることが目標。合言葉は「レディネス」。 1. 先生、なんで関係代名詞なんてあるの? 教師: 「二つの文を一つにつなげることができる。つなげるためにヒトならwho、モノならwhich、どちらでも良いのがthat。これを『関係代名詞』と言う。関係代名詞の前の名詞を『先行詞』と言い、その名詞がヒトなのかモノなのかでwhoかwhichかを使い分ける。また、関係代名詞が目的語であれば省略が可能である。主語の場合は省略できない。それを『関係代名詞主格用法』と言い、省略できる方を『関係代名詞目的格用法』と言う。分かりましたか?」 生徒: 「…(えっ? 何? 関係代名詞? 先行詞? 主格? 目的格?)」 教師: 「最初に言ったけれど、『二つの文を一つにすることができる』から関係代名詞で一文にしても、もとの二文と意味は変わらないよ。」 生徒: 「先生、意味が変わらないのに、なぜ一文にする必要があるんですか?」 教師: 「そういう文法があるし、入試にも出るから覚えなさい。さあ、練習問題をやろう。」  この生徒は「中学生の私」です。黒板のいくつかの例文と共にこの説明を受けました。一文が長い例文と文法用語の多さに圧倒され、全く理解ができませんでした。そのうえで「意味は変わらない。」と言われ、「じゃあ、なんで勉強するんだ?」と学習する目的も分からないまま、「二文を一文にする」練習問題に取り組みました。当然、そんな状態ですから身につくはずもなく、見出しにある通り「なんで関係代名詞なんてあるの? 意味わからん。」というのが、当時の私の関係代名詞との出会いでした。  教師になり、教える側にまわった時に関係代名詞についてもう一度考えなければいけなくなりました。もっと「感覚的に」関係代名詞を学習できないか?関係代名詞の「必要性」はなんだろう?と自問しながら形にしてきました。今回はその活動例を紹介させてもらいます。 2. 教科書の活動を参考に文法指導を考える  3年生の教科書NEW HORIZON 3、p.75のMini-Activityに今まで教科書に出てきた人物や場所について線で結び、説明文を完成させる練習問題があります。もちろん、これを教科書の指示通りに行っても良いですが、それでは1回だけの使用で終わってしまいます。定着を図るためには飽きさせずに何度も触れさせる必要があります。ここが教師の工夫のしどころではないでしょうか。  この活動に登場する人を詳しく見てみると「国枝慎吾」や「松尾芭蕉」「ガンディー」などの有名人や偉人たちです。また、Unit 5自体も「マハトマ・ガンディーの伝記」です。このことから、関係代名詞の導入自体も「歴史」というテーマに設定するのはいかがでしょうか。例えば「世界や日本の偉人たちについて英語で表現できるようになる」という「本時の目標」を決め、これをゴールとし、逆算して授業をデザインしていきます。次にどのように導入すれば生徒たちが興味を持ってくれるかを考えます。Kunieda Shingo is an athlete who won world championships. と板書をし、文構造や意味の「説明」から授業を始めたら、きっと生徒たちの興味は無くなってしまいます。説明は最小限にとどめ、生徒たちの興味関心を保ったまま、関係代名詞の導入から練習活動までを提案したいと思います。 3. 実際の指導手順 ① Introduction(motivating) T : Do you like history, class? Please ask in pairs. Go! Ss: ( Do you like history? Yes. No. ) 「歴史」というテーマの提示     意見交換できる雰囲気づくり T : Do you like history, S1? S1: Yes.   T : How about S2? S2: No. T : How about…? (数名に質問する) Okay. Let me ask all of you. Please raise your hand. I like history. I don’t like history. Ss: ( Raise their hands. )     参加する雰囲気づくり T : Who is a historian in this class? Who is good at history? S3: S4 is. T : I see. Today, you are going to history in English. S4, please help your classmates. T : I have some history quiz. Please try my quiz. Do you know who this is? This is the man… This is the man who invented an i-phone. S5: Steve Jobs. 「クイズ」ということを示す         後ろに新情報(後置修飾)という点に焦点化させる T : That’s right! Question 2. The man who said… The man who said “government of the people, by the people, for the people ” is… S6: Is? T : is… who? The man who said “government of the people, by the people, for the people ” is… S7? S7: I don’t know.   T : OK. I’ll give you a hint. He was one of the U.S. president. You can talk in pairs. Ss: ( who? Maybe…? )  必要に応じてヒントを与える   ペアで考えさせる T : OK. S8, what do you think? Ss: Lincoln?   T : That’s right. It’s Abraham Lincoln. The man who said “government of the people, by the people, for the people ” is Abraham Lincoln. Repeat! Ss: The man who said “government of the people, by the people, for the people ” is Abraham Lincoln.         目標文をリピートさせ、構造に注目させる T : The man Ss: The man 構造への焦点化 (構造を意識して、口頭練習) T : どんな? who said“government of the people, by the people, for the people ” Ss: who said “government of the people, by the people, for the people”   T : ~は、リンカーンです。is Abraham Lincoln. Ss: is Abraham Lincoln.   T : The man who said “government of the people, by the people, for the people ” is Abraham Lincoln. Repeat! Ss: The man who said “government of the people, by the people, for the people ” is Abraham Lincoln.    このような流れで、偉人を数名紹介し、その過程で「後置修飾」「文で修飾」「whoを使う」など、最低限の文法はおさえておく。「読んで理解ができる」段階を目標に練習をします。 ② Worksheet  自分たちで読めるようになったら、ワークシートを与えクイズに挑戦させます。「興味・関心を保ちながら様々な表現に触れさせること」が目的です。答え合わせはパワーポイントを作っておき、視覚的にも示しながら確認をしていきます。(世界史10名、日本史10名で私は作りました。) ③ Matching  パワーポイントで右上のようなpicture cardとword cardを作ります。ワークシートのクイズから10名分ぐらい写真と説明文を作り、20枚で1セットを班の分だけ用意します。(私は4人班で活動させることが多いので10セット作りました。)机の上でシャッフルさせた後、絵と説明文をマッチさせていきます。マッチングの活動をすることで、どんなカードがあるのか、カードが抜けていないか、をカルタの前に確認させることができます。 ④ Karuta(カルタ)  英語でルールを伝え、カルタを行います。教師がコールし、生徒が取ります。その際に、picture cardだけでも、word cardだけでも、両方でも良い、と伝え英文を読むのが苦手な生徒にも参加できる余地を残すのがポイントです。(通常カルタでは取る際に、教師の英語をリピートさせていますが、今回は文が長いため生徒の状況に合わせてリピートを要求しない場合もあります。)カルタの利点はゲーム性とともに、即時フィードバックが可能な点です。また「日本語に訳して理解をする」暇が無いので、直読(直聴)直解のトレーニングにもなります。  1回目のゲームが終了したら、2回目に入ります。ただし今回は教師がコールせずに、各班の1位の生徒に読んでもらいます。その理由は2回目をやっても同じ生徒が勝ってしまう可能性が高いので、本当に練習すべき生徒に練習するチャンスを回すためであり、また1位の生徒に新しい課題を与えるためです。ちょっとした工夫で2回目も全員の生徒が意欲を失わずに参加できるようになります。 ⑤ Memory Challenge  そして、最後の活動としてMemory Challengeを行います。ルールはとてもシンプルです。word cardの上にpicture cardを乗せword cardを隠します。そして、絵の人物についての説明文をリピートさせます。ここでのポイントは「完璧にリピートさせる」ということです。冠詞のaや動詞の形や時制も完璧に言うことを要求します。そのため英文法を意識しながら、写真の人物について表現する練習ができます。難しい課題設定ですが、生徒は難しいからこそムキになって覚えようとしていました。  この段階ができるようになれば「二つの文を一文にする」ではなく「説明を加えたいヒトやモノの後ろに文で情報を付けたす」という関係代名詞の「文法機能」を自然と理解できるようになっています。 4. カードの作り方・見本  カードの作り方のコツとして、パワーポイントを活用すると簡単に作れます。まず、パワーポイントでpicture cardとword cardを作ります。次に印刷の際に「スライド指定」「配付資料9スライド」に設定することでカードの原板が出来上がります。これを画用紙などの厚めの紙に印刷し、切り離せば同じサイズのカードが出来上がります。ワードやエクセルでももちろん作れますが、サイズの調整や必要に応じて投影することができることを考えるとパワーポイントで作成することをおすすめします。 5. おわりに  関係代名詞の必要性を感じないまま文法問題を解いても、自分の表現力を高めることなく「受験のための道具」で終わってしまいますが、様々な活動を通して「何でも言える関係代名詞」のように、その便利さや必要性を感じれば学ぶ意味を理解し、文法事項の理解も進むと思います。参考になれば幸いです。

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