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立命館大学　研究者学術情報データベース English>> TOPページ TOPページ > 横山　修一 （最終更新日 : 2024-02-14 17:32:26） ヨコヤマ シュウイチ 横山　修一 YOKOYAMA SHUICHI 所属 理工学部 物理科学科 職名 助教 業績 その他所属 プロフィール 学歴 職歴 委員会・協会等 所属学会 資格・免許 研究テーマ 研究概要 研究概要（関連画像） 現在の専門分野 研究 著書 論文 その他 学会発表 その他研究活動 講師・講演 受賞学術賞 科学研究費助成事業 競争的資金等(科研費を除く) 共同・受託研究実績 取得特許 研究高度化推進制度 教育 授業科目 教育活動 社会活動 社会における活動 研究交流希望テーマ その他 研究者からのメッセージ ホームページ メールアドレス 科研費研究者番号 researchmap研究者コード 外部研究者ID その他所属 1. 理工学研究科   学歴 1. 2008/04～2011/03 東京大学 理学系研究科 物理学専攻 博士課程 2. 2006/04～2008/03 東京大学 理学系研究科 物理学専攻 修士課程 3. 2004/04～2006/03 東京大学 理学部 物理学科 4. 2002/04～2004/03 東京大学 教養学部 理科一類 職歴 1. 2022/04 ～ 立命館大学 理工学部 助教 2. 2016/04 ～ 2022/03 京都大学 基礎物理学研究所 特任助教 3. 2015/09 ～ 2016/03 慶応義塾大学 自然科学教育研究センター 嘱託研究員 4. 2014/09 ～ 2015/08 テクニオン・イスラエル工科大学 ポスドク研究員 5. 2011/10 ～ 2014/08 タタ基礎研究所 ポスドク研究員 全件表示（6件） 所属学会 1. 日本物理学会 研究テーマ 1. 一般相対性理論における物理量について 2. 場の量子論における双対性 3. 量子重力理論とホログラフィー 研究概要 双対性、量子重力、ホログラフィー 物理学における双対性とは、見かけの異なる２つの理論が等価な物理を記述する、という性質のことです。身近な例でいえば、静電場の理論と静磁場の理論の２つの理論は双対な理論の例で、電磁双対性とも呼ばれます。このとき、静電場の理論における電場や電荷は静磁場の理論における磁場やモノポールに対応します。双対性がしばしばもつ重要な性質として、片方の理論で相互作用が強くなる領域ではもう一方の理論では相互作用が弱くなる、というものがあります。上記の電磁双対性はこの性質を満たしています。ですので、片方の理論が強結合になっていて解析が難しい場合でも、双対な理論に移れば弱結合になっているため計算できるようになります。 このような双対性がゲージ理論と重力理論の間にあるのではないか、という提唱がありゲージ重力双対性と呼ばれています。現代までに残された物理学最大の未解決問題として、量子重力理論の構築が挙げられますが、この双対性を使って量子重力理論をゲージ理論から構築しようという試みが近年活発に研究されるようになりました。そのきっかけは、この双対性が実はレーザー実験で見つかったホログラフィーと呼ばれる現象と同じメカニズムで成立している、という提唱がなされたことでした。その後重力理論をゲージ理論のホログラムとして実現しようという試みが活発に行われるようになり現在に至ります。 私の研究の多くはこの大きな流れの中に位置づけることができます。 現在の専門分野 素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理にする理論, 数理物理、物性基礎 (キーワード：場の量子論、弦理論、量子重力、一般相対性理論) 論文 1. 2022/04 Topological phase, spin Chern-Simons theory and level rank duality on lens space │ Journal of High Energy Physics │ 2022 (4),74 (共著)   2. 2021/04/14 Conserved charges in general relativity │ International Journal of Modern Physics A │ 36 (10),2150098-2150098頁 (共著)   3. 2021/03 What does a quantum black hole look like? │ Physics Letters B │ 814,136104-136104頁 (共著)   学会発表 1. 2022/03/15 一様等方宇宙における球対称殻状の流体の重力崩壊 (日本物理学会第77回年次大会) 2. 2021/12/02 On the definition of energy and a new conserved quantity in General Relativity (Physics and Astronomy World Forum) 3. 2021/09/17 混合圧力下における球対称物質殻の重力崩壊に対する解析的模型 (日本物理学会2021年秋季大会) 4. 2021/08/25 Topologically protected phase factor, spin Chern-Simons theory and duality on lens space (YITP Workshop, Strings and Fields 2021) 5. 2021/06/21 Charge conservation, entropy current, and gravitation (XIV. International Workshop LIE THEORY AND ITS APPLICATIONS IN PHYSICS) 全件表示（32件） 科学研究費助成事業 1. 2022/04/01 ～ 2025/03/31 ゲージ理論の粗視化による量子重力理論の構築と曲がった時空におけるエネルギーの研究 │ 基盤研究(C)   2. 2019/04/01 ～ 2022/03/31 フロー方程式を用いたゲージ重力双対性の研究 │ 基盤研究(C)   研究者からのメッセージ 1. 理論物理学の楽しさ私が思う理論物理学の楽しさは、自然や物質に対して自由に自分の考えを巡らせて展開できる所にあります。そして自分の考えが正しいのか間違えているか自分ではっきりさせられることは理論物理学の大きな魅力の一つです。あれこれ考えてすっきり分かるようになると気分もすっきりして気持ちよく眠れるようにもなります。 実験だとなかなかこうはいきません。お金や場所に常に制限が付きまといますし、下手に実験装置に触ると壊れてしまいます。（私は学部生の頃、実験の実習で触った装置がしばしば壊れていたせいで一部から”Pauli”と呼ばれていました。）特に現代の素粒子実験は超国家プロジェクトの規模でなければ新しい結果を出すことができず、各研究者が自由に自分の発想を試すことが困難な時代になっています。このような状況にあっては、物理学の伝統的な立場や考え方に固執することなく、各人が自由に研究を推し進めて新しい結果や考え方を模索する方が物理学の発展につながるのではないかと思います。 最近の理論物理学の研究は現代数学を駆使することも多いため、新しく学ぶことも多く、抽象的で分かり辛くなる傾向があります。物事が難しくなってくると、私の場合眠くなってきます。私のように眠るのが好きな人間には理論物理学研究が向いているのかもしれません。 ホームページ researchmap 科研費研究者番号 50773389 researchmap研究者コード B000256151 外部研究者ID ORCID ID 0000-0002-3713-0832 © Ritsumeikan Univ. All rights reserved.