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フェティシズムの魔術からあなたを救い出してくれる一冊になるかも。また、幕末に『解体新書』を手探りで翻訳する作業に生涯をかけながらも、その不出来さを自覚して、自らの姓名の記載を拒んだ前野良沢の人生を描いた、⑧吉村昭『冬の鷹 改版』(新潮文庫、1996年)は、杉田玄白や平賀源内の「派手」な生き方とは対照的に、誠実と節操を何よりも大切にした良沢を描く。吉村氏の作風には、怠慢な歴史学者の仕事を一挙に吹き飛ばす誠実さが感じられ、小生が大好きな作家の一人である。 信念を貫き、信念に殉じた牧師・ボンヘッファーは、神に仕える道にありながら、「人を殺すなかれ」という戒律に敢えて叛き、時の独裁者であるヒトラー暗殺計画の指導者として生きて、死んだ。⑨エーベルハルト・ベートゲ『ボンヘッファー伝』1~4(新教出版社、2005年)は、大部の著作であるが、彼の「死」と、前記した高野悦子の「死」の本質的相違などは、ぜひとも読み取っていただきたいものだと希望する。 なお、現在の立命館大学には、スポーツ方面で活躍する学生も多くいる。口の悪い連中は「脳味噌筋肉」とか陰口をたたき、いまでこそメタボを指弾され血糖値に悩むわたくしも、かつては運動部の一員であったゆえ、悲しくなる。体育会の諸君には、ぜひとも次の伝記は読んでもらいたい。すなわち、⑩城島 充『ピンポンさん』(講談社、2007年)である。敗戦後、自信喪失症候群の中に沈んでいた日本に、卓球世界一の朗報を遥か「敵国」ロンドンよりもたらせた荻村伊知朗は、その驚異的な集中力を継続させ、変人という評価もものともせず、米中の国交正常化や、南北朝鮮統一チーム結成への根回しなど、現役引退後にむしろ大活躍したものの、IOC会長の下馬評が高まった時期に急逝した人物である。毀誉褒貶は人間にはつきものであるが、荻村氏こそ「弱さの中にはたらく強さ」を自覚したアスリートといえるのではないか。本学から、第二の荻村が出現することを祈る。 (3)「常識」ってなんだったのか? アジア研究に従事しているものとして、明治日本の文明開化を推進しつつ、「後進」アジアへの侵略を指導した「悪い男」が、慶応義塾の福澤諭吉であった。一万円札の顔が、聖徳太子から福沢に変わったとき、経済侵略のシンボルなどと散々文句を言われていたし、小生などは「なぜ大隈ではなく福沢か?」などと、嫉妬のような感想を抱いた。大隈もまた、大正時代には対中国廿一箇条要求で、わが国の侵略政策をプッシュしたことは間違えなく、ついでに言えば、立命館の実質的創設者(西園寺は学園と無関係ですよ!)である中川小十郎だって、台湾銀行頭取時代に植民地搾取に従事している。日本の高等教育史とアジア侵略は密接に絡んでいると思っていた時期に、平山洋氏が最初に書いた新書を読み、「常識」を覆す論証法に驚いたが、最近また⑪平山洋『福沢諭吉』(ミネルヴァ書房、2008年)がまとめられた。細かい作業を通じて、従来はアプリオリに「福澤執筆」とされてきた数多くの論説が、他者代筆であったことを明かしていく。すごい執念。ついでに言えば、平山氏のような優れた学者を「助教」のまま放置している某公立大学の、知の混迷も透視できる一冊だ。戦時日本を震撼させたコミンテルンによる一大スパイ事件で死刑になった尾崎秀実は、中国研究でも日本の最高水準にあった人物である。いっときは「売国奴」という汚名を被せられた彼の名誉は、⑫風間道太郎『尾崎秀実伝』(法政大学出版局、1976年)によって回復された。植民地台湾生まれの朝日新聞記者・尾崎の人生を通じて、愛国心とは何か、国防とは何か、あれこれと考えさせられる。 中国がらみなら、⑬李志綏『毛沢東の私生活』上・下(文春文庫、1994年)もおもしろい。彼の侍医を担当していた筆者が、次々に暴露した毛沢東の姿は「皇帝」そのものであり、くわえて出版直後の謎の死が、「口封じ」と噂された背景も理解できる。しかし、早くから李志綏の回想録には嘘が多いと指摘していた学者もいた。わが国では、横浜市立大学にいた矢吹晋氏などである。ブームに流されない、誠実な研究者だ。こうした中で、中国共産党がその持てる機密史料を最大限に活用してまとめた反論として、⑭林克『「毛沢東の私生活」の真相』(蒼蒼社、1997年)が出版された。なるほど、歴史の嘘はこうして書かれていくのかと、二冊を対比しながら読むのがお薦めである。なお、医者としての立場から、世界史上の「偉人」のやまいを分析した、⑮小長谷正明『ヒトラーの震え 毛沢東の摺り足』(中公新書、1999年)からも、考えさせられることどもが多かった。 おわりに こころの豊かな生活を過ごしたいと思う。勉強とか資格とかだけではなく、充実した人生を送るためには、遊びも必要だ。しかも良質の。読書以外にも、音楽だとか映画だとか、わたくしたちの精神性を高めてくれる素材は多い。しかし残念ながら、BKCの近隣には、こうした文化的施設が乏しく、都内で学生時代に暴れていた筆者には、寂しさがひとしおだ。滋賀会館シネマホール(県庁正面玄関前5階;077-522-6232)は、良質だが「売れない」映画をよく上映するので、興味がある方は、ぜひ注目していて欲しい。最後の一冊は、⑯ヴィクトル・エミール・フランクル『夜と霧新版』(みすず書房、2002年)。 強制的に与えられた深淵、人工的な陰府の中にあって、どうしてこんなに「強く」なることができたのか? 希望というものは、どこから湧き上がってくるのか? 若き日々にあって、しかし避けることのできない根源的疑問符にでくわした人は、書き込みでもしながら、どうかゆっくり読んでください。(了) 学生支援 図書館ガイダンス ぴあら ぴあら 平井嘉一郎記念図書館 メディアセンター メディアライブラリー OICライブラリー RAIL(学習支援ツール) 展示 教員お薦め本 教員インタビュー 図書購入申込(学習用) RIS(情報検索の手引き) --> © Ritsumeikan Univ. 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