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十二支の「卯」には、草花が地面を覆っているような状態を意味します。 このように「癸卯(みずのとう)」は これからの成長が期待される年とされ、また、「卯」は十二支の「うさぎ」のように跳ね上がる意味もあり、卯年は飛び出る年、飛躍する年とも言われます。中村和彦次期学長のもと山梨大学も大きく発展することを願っています。  新型コロナウイルス感染症については、昨年の年頭挨拶でもかなりの時間を割いてお話しましたが、私どもの予測した通り、年初からオミクロン株の第6波に続いて第7波が猛威を振るいました。オミクロン株の特徴は、感染力、感染のしやすさが従来株より大きいが、重症化は少ないというものです。それに伴い、諸外国や我が国も経済活性化を重視し、水際対策緩和、全国旅行支援が行われ、人の動きが活発化しました。年末から年始にかけて、テレビ報道を見ていますと至る所でコロナ以前の賑わいを取り戻したかのように見えました。しかし、年末から第8波が到来しました。  医療施設では患者さんの激増により医療逼迫が起こっています。今回の特徴は、医療従事者の感染増により、入院制限、手術制限など余儀なくされています。また、本学でも学生を中心にクラスターが次々と発生しています。  学生にPCR検査を行うと、ほぼ100%陽性です。また、インフルエンザも今年は流行の兆しが見えてきました。新型コロナ感染については「なめたらやられる」と私が、以前から主張してきた通りの経過をたどっています。また、政府/マスコミは、感染抑制対策よりも、通常の生活に戻すことを優先しており、医療従事者の危機感とのミスマッチが起こっています。  初詣の<密>の様子を見ていると更なる感染爆発と、更なる医療逼迫が懸念されます。この新型コロナ感染対策には、手洗い、アルコール消毒などの感染対策と換気や密を避けることが重要です。また、ワクチン接種の重要性も増しています。本学では、職域接種などを通じてこの2年間ワクチン接種に多大な貢献をしてきましたが、3回目以降、4回目、5回目のワクチン接種が遅れています。特に、オミクロン株対応のワクチンもBA.1に対するもの、さらにBA.4/5に対するワクチンも接種可能です。  国全体でも本学もワクチン接種が遅れています。是非、ネット情報などに惑わされずに積極的に接種をお願いします。  我々が一昨年独自に開発したSHINGEN(Smart Health INformation Gathering & Evaluation Network)システムは、非常に活躍しており、3ヵ所の医療強化型宿泊療養施設に導入し、計1万名の患者さんのケアを行うことが出来ましたまた、このシステムが自宅療養、ホームケアにまで応用され、8万人以上の患者さんの自宅での療養に使われました。患者さんの重症化が一目で医療従事者にわかる画期的なシステムで、県民の方々のお役に立ったものと確信しています。現在、真只中にある第8波でもこのシステムが活躍していますが、これだけ患者さんが激増すると重症化率が低いとはいえ、重症患者さんの実数は増加します。オミクロン株の特徴ですが、コロナによる肺炎は重症化しなくても心肺疾患や糖尿病などの持病が悪化して不幸な転帰をとることも多くなっています。  患者さんの激増に対応して我々はいち早く発熱外来を昨年11月末に立ち上げました。後遺症も問題となっていますが、井上修特任教授を中心に、専門外来を開設、多数の患者さんを治療しています。  治療薬の開発は喫緊の課題でしたが、日本はパキロビッドという90%重症化を抑える内服薬が200万人分、1年前から用意してありましたが、5万人分しか使われていません。ラゲブリオという重症化を30%抑える薬は160万人分用意しましたが、60万人分しか使われておりません。これらの効果のはっきりしている薬をもっと使えるようにするのは国の責務です。欧米では、普通の薬局でも処方される薬が使えないのは国の怠慢です。  塩野義製薬のゾコーバという内服薬は昨年11月22日、3回目の審議でやっと通りましたが、実は効果ははっきりしません。国際共同治験で症状が消えるのが24時間早くなるというのですが、日本人では5~6時間しか短くなりませんし、また、重症化を抑える効果は不明です。承認された理由が、重症化しない人にも使えるというのですが、重症化しないことが分かっている人には市販の風邪薬で十分です。私が委員として、承認に反対したのですが、賛成多数という事で承認されました。国の新型コロナ感染対策は当初からチグハグで司令塔がはっきりせず、安倍、菅政権では頻繁に出ていた感染症対策の専門家と称する人々がマスコミに登場しなくなってしまいました。政府方針などの情報が伝わりにくくなっております。  さて、恒例の世界情勢分析ですが、昨今の最大の出来事はロシアのウクライナ侵略です。昨年2月24日、北京オリンピックの終盤、突如ロシアがウクライナ首都キ-ウに向かって集結させていた戦車群をウクライナ国境を越えて南下させました。同時にキ-ウその他の主要都市に爆撃が行われました。圧倒的な軍事力の差から、ウクライナ危うしと思いましたが、ゼレンスキー大統領の獅子奮迅のはたらきで、ロシア軍を押し返しました。キ―ウは守られましたが、東部ドンバス地方や南部は、一進一退の戦闘が行われており、予断を許さない状況です。ヨーロッパNATO諸国やアメリカはウクライナを全面的に支援しています。  先月、ゼレンスキー大統領は間隙をぬってワシントン訪問を果たし、バイデン大統領と会談、バイデン大統領が全面的に支援を約束しました。プーチン大統領は、戦争を始めた理由はこれ以上ヨーロッパにおけるNATO拡大は許さないというもので、ウクライナのNATO加盟の動きを封じ込めるというものですが、このような理由で現在の世界であからさまな侵略戦争が起きるとは本当に驚きでした。プーチン大統領はやや劣勢に立つと核使用をほのめかし、ウクライナだけでなく、全世界を脅しています。また、この戦争でヨーロッパ、米国はすぐさまウクライナ支援を表明したのですが、中国などは中立の立場を維持しています。中国はひとつの中国ということで台湾侵攻をほのめかしているので不気味です。  こうなると日本は大丈夫か?ということになります。日本は領土問題ではロシアとは北方領土、中国とは尖閣諸島をめぐって、また、北朝鮮は核開発と同時に種々のミサイルを多数日本近海に打ち込んでいます。元日にも打ちました。この3カ国は核保有国です。また、独裁色の強い国でもあります。いつ日本がウクライナと同じ状況になるか分かりません。日本の防衛能力を抜本的に向上させることが求められています。  ウクライナに戻りますが、山梨大学としてもウクライナ支援を考えていましたが、当初、方策がありませんでした。本学にはウクライナ出身のクセニア・フォミチョバさんというハルキウの国立宇宙航空大学卒業、本学で博士号を取得し、非常勤職員として働いている女性がいます。彼女がメディアに出られていたことから連絡をとったところ、出身大学の副学長からウクライナの大学院生が授業を受けたいとの強い希望があることが分かりました。ハルキウは激しい爆撃を受けていたことから、とてもそのような余裕はないものと思っていましたが、実はかなりの数にのぼることがわかりました。学びを諦めないウクライナの学生の心意気に感銘を受けました。山梨大学も塙雅典教授、茅暁陽教授、クリーンエネルギー研究センターなどで、外国人学生のために英語の授業カリキュラムをいくつか用意していたので、マッチングしたところ、AI/コンピュータサイエンスの授業が人気で受講希望が多いことが分かり、早速、募集したところ、はじめは数10人でしたが、550名もの希望がありました。そこでオンライン授業をオンデマンドで提供したところ、22名の学生が完遂し、最後のe-ラーニングのテストにも合格しました。爆撃が日増しにひどくなっていたので、550人からはかなり減りましたが、それでも22名が修了し、7月には修了式をオンラインで行うことができ、その場で学生さんからも喜びと感謝の言葉を直接、頂いたことは本当に良かったと思っています。  これを聞きつけて、首都キーウにあるボリス・グリチェンコ・キーウ大学から日本語専攻の学生を送りたいとの話があり、先日、大学間交流協定を締結したところです。  キーウからは医学生も避難してきており、医学部附属病院で研修を受けています。ウクライナの学生のため、少しでも支援できることを喜んでいます。この間の山梨大学のウクライナ支援はTIME誌にも掲載されました。ただ、この戦争により、ウクライナからの小麦などの穀物の輸送がストップしたため、世界での食糧不足が起こり、飢饉が拡大し、物価高騰も招いています。また、電力不足から電気料金の高騰を招いています。本学でも7億円の余分な出費を余儀なくされましたが、後に述べる附属病院の30億円の収入増で補正予算を組むことができ、今年は何とか乗り切ることができました。  医学部附属病院では、榎本信幸病院長の献身的努力による大胆な改革により、病院の収益が増加し、30億円の増収となりました。これにより、大学全体の危機でもあっGHP、R22という1年以内で寿命がくる冷暖房設備の入れ替えが可能となりました。11億円必要と聞かされた時は、絶望感に襲われましたが、病院収入のおかげで危機を免れました。また、この30億円により、病院の電子カルテシステムの高度化、前例をみないレベルへのアップグレードなども可能となりました。また、病院職員の新型コロナ治療に対する臨時手当、1億5千万円も措置することができました。この30億円は新型コロナ診療に対する国、県の補助金もありました。色々なご批判がありますが、本学が他大学に比べ、2020年の新型コロナ感染当初、ダイヤモンドプリンセス号患者さんの受け入れの時から、病院をあげて新型コロナ対策を最高水準で行ってきたので、多額の補助金を頂いたものと考えています。  支出面では、森琢磨特命課長率いる市場調査チームが経費削減に取り組んでいます。病院関連の理不尽な高額の出費は相当抑えられています。この6年間に少なく見積もって、30億円以上の削減にあたります。この成果により病院の収入増も相まって、本学もウクライナ危機も乗り越えて、十分な投資をしてもなんとか赤字を出さずに生き残ることができています。  その他、本学でのこの1年を振り返ってみますと、まずは地域活性化人材育成事業SPARC(Supereminent Program for Activating Regional Collaboration)事業ですが、無事採択されました。6年間で10億円の補助金です。これは大学等連携推進法人を全国に先駆けて、清水一彦前理事長・学長が率いていた山梨県立大学と設立、これが成功したことが文部科学省などで極めて高く評価されたことによります。一昨年、全国の指定国立大学を除く83法人中、唯一特筆すべき事例と評価されました。今に至るまで、全国のどの大学も同様の法人設立に成功していませんが、いかに国立大学と県立大学のコラボレーションが難しいかを示しています。  その他、国立大学経営改革促進事業補助金、ジュニアドクター育成自然塾、ドローンとAIを使用したDX推進データサイエンティスト人材育成プログラム、バイオメディカルデータサイエンス特別コース新設、高度生殖補助技術センター新設などがあります。これらの総額数億円レベルの補助金も、本学が改革を推進する大学と文科省、内閣府から高く評価された結果と受け止めています。これらを引き続き発展させていかなくてはなりません。  昨年、千葉工業大学と連携協定を結び、いくつかの共同研究も始まっています。私立大学との連携法人は、より困難を伴うものと思われますが、このまま流れを続けて行って欲しいものと思います。  その他、施設等としては、医学部の学生憩いの場として、シミックホールが完成しました。ミーティングやカンファレンスルームとしても頻繁に使用されていますし、いつ来ても学生が談笑している姿を見て、この施設が出来たことは、大変な意義があったものと確信しています。  ワイン科学研究センターも新棟が完成しました。また、東京オフィスが田町から平河町に移りました。塚本レイ子前理事のおはからいで、平河町塩崎ビル内に開設しました。地下鉄永田町駅4番口から1分という便利な場所です。皆さんも、是非もっとご利用いただきたいと思っています。  その他、嬉しい出来事としては、昨年、連携協定を結んだヴァンフォーレ甲府がサッカー天皇杯で優勝したことです。本学にも佐久間悟社長や、山本英臣選手、河田晃兵選手が来学され、一緒に感動を分かち合えたことは嬉しいことでした。サッカーといえば、ワールドカップで日本代表がドイツ、スペインに勝利したことは特筆すべきことでした。  さて、私自身のことですが、学長の任期をこの3月で終わることになります。4+2+2年、8年になります。昨年9月7日、日本記者クラブで講演できたことは良かったと思っています。日本の科学研究力の低下、その原因と克服、新型コロナワクチンや薬の開発の遅れとを関連付けて講演しました。国立大学協会などで散々指摘しましたが、国立大学への運営費交付金をはじめとして教育研究開発費が減少したこと、過剰な選択と集中により、特に地方国立大学の研究力が低下したことが原因です。この誤った改革を推進した財務省、文部科学省、厚生労働省に対する批判を地方国立大学の代表として述べました。意外に反響が大きく、続々と講演依頼がきています。勇気をもって講演したことの効果は大きかったものと考えています。  また、ゾコーバ承認に関しては既に述べましたが、厚生労働省医薬品第二部会でたった一人の反対をしましたが、効果の少ない薬を承認したことの批判に対しても、多数の感染症専門家を含む有識者からも私に賛同する意見が続々と出ています。将来、欧米で有効性が否定されることにならないか、アビガンのように国際的に恥をかくことにならないか心配しています。このように文部科学省関連、厚生労働省関連で意義のある提言を行えたことは私の学長としての最後のメッセージとして意義あるものと自負しています。  日本は財務省、文科省、厚労省などかつて活躍した政府機関が劣化しています。ウクライナ戦争で明らかになった防衛力も心もとないものがあります。日本は中国、北朝鮮、ロシアなど核保有国である独裁色の強い国に囲まれています。ウクライナがロシアに侵略されるという戦争が実際に起こってしまったこと、また、中国の台湾侵攻が間近に迫っていること、核開発し、多数のミサイルを日本海に向けて打ちまくっている北朝鮮、北方領土を絶対に返還しないロシアに囲まれており、いつ何が起きても不思議ではありません。万が一、彼らが戦争をしかけてきた場合、日本の防衛力は十分なのか?日本に未来はあるのか?真剣に考えるときではないでしょうか?  政府には日本の防衛力は極めて脆弱な状態であることを真剣に反省して、国民の生命と安全を守ることに本気で取り組んで欲しいものと思います。  最後になりますが、この新しい年がより充実した有意義な年になるよう心より祈念致しまして、私からの最後の年頭挨拶とさせていただきます。  本年もどうぞ宜しくお願い致します。  令和5年1月4日       山梨大学 学長 島田 眞路   次の記事へ >> 梨大動画チャンネル 大学案内・広報誌Vine 学生広報スタッフ特設サイト シンボルマーク・キャッチフレーズ 医学部附属病院 附属施設一覧 研究者総覧 学長メッセージ 大学へのご寄付 甲府キャンパス 教育学部・工学部・生命環境学部 〒400-8510 甲府市武田4-4-37 TEL : 055-252-1111(代表) 医学部キャンパス 医学部・附属病院 〒409-3898 中央市下河東1110 TEL : 055-273-1111(代表) サイトについて キャンパスマップ 個人情報保護方針 セキュリティーポリシー お問い合わせ Copyright(c) 2016 UNIVERSITY OF YAMANASHI All Rights Reserved.

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