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立命館大学 サイトマップ 施設概要 アクセス お問い合わせ English HOME ARCの紹介 研究活動 研究メンバー 共同研究拠点 --> 国際共同研究拠点 活動報告 データベース Virtual Institute 各種利用申請 HOME 2019年度国際共同研究採択課題 2019年度国際共同研究採択課題 A. 国際テーマ設定型 No.テーマNo.研究課題名/研究代表者所属・職名・氏名/概要(研究課題名をクリックすると表示) 1 ② 欧米の日本美術品のデジタル・アーカイブによる WEB 版総合目録構築とその活用A Comprehensive Online Catalog of the Japanese Artworks in Europe and North America: Its Construction and Applications メトロポリタン美術館・アシスタントキュレーター  Monika BINCSIK  本研究は、アメリカとヨーロッパを中心とする博物館や個人コレクターが所有する日本美術品を、ARCのデジタル・アーカイブ技術を借りてデジタル化を進め、1館毎の博物館の壁を越えた総合的な日本美術品カタログを共同作業によってWEB上に構築するものである。 これまで、1組織、1国の日本美術品のカタログを作成し、冊子媒体で出版する事例はあったが、WEB上のデータベースに日本美術品の情報を統合的に集約するものは存在しない。このプロジェクトでは、さらに画像情報あるいは3次元モデルを作成してデータベース上に搭載し、各機関の収蔵品の比較検討を可能とするものである。 プロジェクト活動ブログ B. 海外個別テーマ型 No.研究課題名/研究代表者所属・職名・氏名/概要(研究課題名をクリックすると表示) 1 上方文化サロンと美術 1750-1900 ― 上方摺物のデジタル化Cultural salons and the visual arts in Kyoto and Osaka, 1750-1900: Digitizing Kamigata surimono SOAS University of London, Emeritus Professor of Japanese Studies  Andrew GERSTLE 報告書  This ARC application is for a grant to digitize the unrecorded Scott Johnson collection of over 2000 kamigata surimono that is essential to our larger project, because they contain records of poetry salon gatherings. The larger plan is for a three-year international project among twenty researchers in the UK, USA, Europe and Japan examining the activities of cultural salons and networks in Japan, 1750-1900, focusing on the visual arts produced in Kyoto and Osaka. The main research corpus comprises paintings, prints and illustrated books in the British Museum, Kansai University and two private collections in Japan. Combining art and literature research methodologies with digital humanities technologies, the key aims of the project are to analyse the role of art in a wider society, to create a sustainable open database of artworks and artist/producer names available for research, to host exhibitions in London and Kyoto, and to produce significant publications. 2 Developing Online Education and Research Using the Holdings of the C.V. Starr East Asian Library and the Berkeley Art Museum and Pacific Film Archive at the University of California, Berkeley Associate Professor, University of California, Berkeley  Jonathan ZWICKER  This is a project to digitize Japanese materials at the C.V. Starr East Asian Library and the Berkeley Art Museum and Pacific Film Archive at the University of California, Berkeley and aims to use these digitized materials for online research. Initially, we will do preliminary work to examine the best ways to develop successful research projects using digitized materials. C. 個別テーマ型 No.研究課題名/研究代表者所属・職名・氏名/概要(研究課題名をクリックすると表示) 1 Archiving and Utilization of Japanese Performing Arts Materials on JPARC (Japanese Performing Arts Research Consortium) University of California at Santa Barbara, Associate Professor, Department Chair  Katherine Saltzman-Li  This project aims at fostering appreciation for research on traditional Japanese performing arts through providing contextualized media resources. It focuses on 1.) populating four databases that support content creation for a website devoted to Japanese performing arts (which represents a complete revamping of the now outdated Japan Performing Arts Resource Center that formed a part of the Global Performing Arts Consortium [GloPAC] and its database [GloPAD], 2.) creating and uploading content on the website, and 3.) supporting a core of experts in the field through an international consortium, the Japanese Performing Arts Research Consortium (JPARC).  We draw on our four core databases ‘JPARC stage photos DB,’ ‘JPARC object DB,’ ‘JPARC Book Resource DB,’ and ‘JPARC Picture Resource DB,’ as well as growing outside resources and our newly implemented timelines to develop and illustrate narratives that will be of use to students, professionals in the theatre world, and theatre and academic researchers. The noh section of the website utilizes the high-definition images in the databases to implement a comprehensive presentation of noh performance today, supplemented by an historical perspective. The kabuki section, not yet open to the public, draws extensively on materials from the ARC kabuki database and digital exhibitions. An overarching Portal site, ‘JPARC Resource Links’ provides links to projects developed by other Consortium members. プロジェクト活動ブログ 報告書 2 元禄歌舞伎のデジタル再現のための基礎的研究Fundamental research for digital reproduction of Kabuki in Genroku era 名城大学外国語学部 教授  岩井 眞實  歌舞伎は、京都が発祥の地である。その歴史を辿ると、元禄歌舞伎時代があり、世界の演劇全体に比べても、最も洗練された演劇が京都を中心として展開していたことに気づかされる。しかし、元禄歌舞伎には、映像はもちろんのこと、台本もほとんど存在しない。ただし周辺資料は数多く残されており、これらを有機的につなぎ合わせば、当時の演劇の実態を再構築することが可能である。従来、それらの資料は単なる資料群として個別に扱われることがほとんどであったが、デジタル・アーカイブの上に構築する有機的な資料群は、いわば三次元の世界を再現することが可能である。  対象となる資料は、絵入狂言本、役者評判記、あるいは歌舞伎番付である。なかでも、絵入狂言本(歌舞伎の絵入筋書き本・台本に近いものもある)は舞台を表現した絵画とともに、筋書、出演者の配役などが詳細に記載される一級資料である。  2018年度においては、国内外に存在する絵入狂言本の所在調査をほぼ終了した。2019年度はこれを承けて、網羅的なデジタル・アーカイブ型研究を推し進め、そこに含みこまれる絵画表現とテキスト表現から立体的に情報を抽出して、元禄期の演劇舞台では何が行われていたかを可視化する。 報告書 3 京都の町並み変化に関する地域学習支援システムに関する研究A Study on Regional Learning Support System for The Changes of Townscape of Kyoto 関西学院大学総合政策学部 契約助手  高橋 彰  戦後から現在まで、市街地は画一的な宅地開発や建築活動が進み、京都らしい町並み、景観は失われつつある。また、地域の景観形成の方針を考える上で、その現状や変化を分りやすく客観的に伝える資料は重要であると考えられるが、戦後、高度経済成長以降の京都を取り巻く状況の変化は急激であり、その変化を地域住民が理解しやすい形でまとめられた資料は希少となっている。  本研究は地域学習の観点から、デジタル・アーカイブされた京都市電データベースや近藤豊写真資料を活用し、古写真と現在の町並みを比較することで、地域の景観形成の歴史的文脈を学習し、理解を深めることを支援する資料の収集とシステムの検討を行う。 プロジェクト活動ブログ 報告書 4 京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs 京都工芸繊維大学・JSPS 特別研究員  加茂 瑞穂  本研究課題では、近代京都を起点として染色産業がどのように国内外へ展開されてきたのか、あるいは影響を受けてきたのかを染色技術やデザインを通じて明らかにする。そのために、学術資料として俎上に上がっていない近代染織史に関連する資料の整理・蓄積を進め、伝統的地場産業と位置付けられてきた京都の染織が実はグローバルな展開―近代以降の西洋技術・デザインの導入だけではなく、戦前から始まるアジア・アフリカへの製品輸出・海外事業展開も含む―をしてきたことを明らかにする。また、研究対象となる染色資料を整理してデータベース構築を進め、近代染織史研究者が研究利用し易いデータベースのあり方について工夫・検討する。更に、当該データベースを活用して染織資料の情報を一元化することを目指す。染色産業の国内外への展開については、特にアフリカンプリント、バティック、ヨーロッパでの機械捺染等の基礎調査とデジタル化を進める。 プロジェクト活動ブログ 報告書 5 演劇上演記録データベースを活用した、演劇資料画像検索閲覧システムの構築に関る研究 公益財団法人松竹大谷図書館 主任司書  武藤 祥子  松竹大谷図書館は、開館以来演劇資料整理の基礎となる演劇上演記録を作成してきた。この上演記録は、主に明治初年から戦前までの東京の記録と、戦後の各地の大劇場、及び東京の小劇場の記録である。これまでの研究では、これらの記録を完全にデータベースに移行し、考証を進めてデータの精度を上げてきた。今後は日本演劇の研究と資料整理の基礎となるこの上演記録データベースを基に、立命館大学アート・リサーチセンターとの共同研究により、所蔵資料のデジタル画像化を進め、検索閲覧システムを構築し、Web公開を進めることを課題としている。 プロジェクト活動ブログ 報告書 6 「鴨川古写真GISデータベース」の構築と河川環境の変遷分析に関する研究Study on Construction of "Old photograph GIS database on Kamo River" and Transition Analysis of River Environment 愛知大学地域政策学部 准教授  飯塚 隆藤  本研究課題は、京都・鴨川に関する古写真のデジタルアーカイブを進め、鴨川における河川環境の変遷を読み解くためのデータ基盤「鴨川古写真GISデータベース」を構築することである。これまで、河川環境を対象とした古写真の系統的な収集および分析手法は未確立であった。鴨川においても景観の変遷を古写真から明らかにする研究は少ない。そこで、近現代の京都に関わる古写真のデジタルアーカイブを進めている立命館大学アート・リサーチセンターの古写真データベースを活用して、鴨川が写る古写真の撮影地点を同定してGIS化することで、断片的に収集された古写真が統合され、河川環境の変遷を系統的に分析することができるようになる。加えて、関連機関と連携して鴨川に関する古写真のデジタルアーカイブも充実させる。 報告書 7 京都の活動写真製作及び興行における横田商会の意義The Significance Of Yokota Shokai In Film Production And Movie Screening From New Materials 関西大学社会学部 非常勤講師/長谷憲一郎事務所 映像ディレクター  長谷 憲一郎  常設館がなかった日本映画草創期に映画の導入から普及、発展まで最も寄与した一人である京都の実業家、横田永之助が兄の万寿之助と立ち上げた映画会社の横田商会が10を超える巡業隊を組み、全国を回り、映画興行を行ったことや横田が見出した映画の父、牧野省三が、映画最初のスター、尾上松之助と164本もの映画を撮ったという功績はよく知られていますが、実は、京都をベースに明治末期に活動していた映画会社、横田商会についてその実態は、詳細はわかっていません。横田商会の資料(紙媒体、写真、映画フィルム)の調査・発掘・研究を昨年から行っており、今年は、その調査・研究を形としてまとめて、後世に残していけるようにすることを、資料をお預かりしている身として、責務だと考えています。 報告書 8 アート・リサーチセンター番付ポータルデータベースを活用した興行番付のグローバルアーカイブ構築研究Research on Construction of Global Archive of Playbill by Utilizing Art Research Center Banzuke Portal Database 立命館大学衣笠総合研究機構 プロジェクト研究員  倉橋 正恵  江戸時代の演劇や相撲、見世物などの興行で、宣伝のために作成されるポスターやチラシ、パンフレットなどを指して「番付」と呼ぶ。番付は宣伝効果を狙うために、興行が始まる前から大量に制作され、広く配布・販売された。これらは分野ごとに膨大な数が残存しているものの、ほとんど整理されることがないまま残されているのが現状である。番付は興行そのものを直接に記録した第一次資料であり、またその残存数の多さから、ビックデータ型の文化史資料群としての価値を持つ。本研究では、日本各地、あるいは世界に散在する番付について、アート・リサーチセンターが浮世絵や古典籍で展開した方法と同様の手法を用いて、番付をデジタル撮影すると同時に番付に記載されている興行情報もデータベース化することで、これまでに存在しえなかった大規模な興行年表データベースの構築を目指すものである。 報告書 9 徳島城博物館所蔵甲冑コレクションの3Dデータベースの構築Construction of 3D Model Database of Japanese Armor in the possession of Tokushima City Tokushima Castle Museum 徳島大学総合科学部 准教授  塚本 章宏  本研究課題は、徳島市立徳島城博物館が所蔵する近世から近代にかけて製作された甲冑について、近年注目を集めるStructure from Motion (以下;SfM)の技術を応用し、3次元的にデジタルアーカイブすることである。甲冑はガラスケース内での展示や、カタログ用の写真撮影では一定方向の視点からのみを伝えるだけであった。甲冑は数十の武具から構成されており、その各部位一点一点、さらには裏側にも、魅力的な表装が施されているものも多い。これらを伝えることを模索した際ところ、SfMを活用したデジタルアーカイブを取り入れることを検討するに至った。これにより多様な視点から、PCの画面やモバイル端末を通して甲冑を閲覧できる3Dモデルデータを作成して閲覧できるようにしたい。本研究課題では、代表的な「紫糸威大鎧」の3次元計測とモデル化と閲覧システムを構築し、一般に公開することまでを目標とする。将来的には、これらの代々の蜂須賀家藩主が身に着けたとされる甲冑の実物展示を見ながら、モバイル端末で3Dモデルを見るといった博物館展示の新しい取り組みとしても期待される。 報告書 10 古写経の単一画像超解像による解析とデータベース構築 ――ARC所蔵藤井永観文庫を中心として――An Analysis and a Database Construction of Old Japanese Manuscripts using Single Image Super-resolution ; Focusing on the Fujii Eikan Bunko Collection stored by the Art Research Center 岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 講師  相田 敏明  本研究では、立命館大学アート・リサーチセンター(以下、ARCと略称する)所蔵の藤井永観文庫を中心とする古写経(奈良~室町時代)を対象として、情報工学と美術史学・歴史学の複眼的な視点から調査研究することにより、料紙調達から奉納までの公/私人の営みや、世/俗を往来する図像イメージの相関、およびそれらの分析を通じて古写経の文化史的な意義を明らかにすることを目的とする。  ARC内に整えられた環境を最大限生かし、近赤外線による高精細デジタル撮影や顕微鏡撮影を行い、単一画像超解像などの情報工学技術によりデータ解析し、それら古写経の情報をデータベース化することにより、写経を担った人々の動きを質的/量的に解明してゆけるものと見込まれる。将来的には、これらを実物調査にもとづく書誌情報を親情報として、見返絵のアーカイブズ(「デジタル絵引」)や、染料に隠れた墨書・墨印等のデータベースをリンクした、古写経データベースへと発展させてゆく。 プロジェクト活動ブログ 報告書 D. 研究設備・資源活用型 No.研究課題名/研究代表者所属・職名・氏名/概要(研究課題名をクリックすると表示) 1 舞鶴市糸井文庫蔵浦島伝説関連資料の基礎的研究 A Basic Study on Primary Sources related to Urashima Legend in the possession of Itoi Bunko Library in Maizuru City 静岡英和学院大学 人間社会学部 人間社会学科 准教授  畑 恵里子  浦島伝説には補完すべき課題がある。近世享受の解明である。それによって、古代の伝説が近世に大衆化し、現在も認知度の高い作品たりえた背景を解明することが可能である。それに、異界が鍵となる本伝説の分析は、日本文化史の解明に有効的である。 そこで本研究では、舞鶴市糸井文庫における未整理の浦島資料へ翻刻・現代語訳・英訳という基礎的作業を集中的に行い、異界表現の語彙の分析から宗教感覚の一端を解明することを主な目的とする。 特に、アート・リサーチセンターのシステムにおける舞鶴市糸井文庫閲覧システムを対象として、新規に翻刻した資料のWEB公開を通じて、国内外の研究者や一般国民に資するようにする。 プロジェクト活動ブログ 報告書 2 18世紀の上方・江戸における出版と都市文化の関連性The Relationship Between Publication and Urban Culture on Kamigata and Edo in 18 Century 国際日本文化研究センター 特任助教  石上 阿希  本研究では、江戸中期に京都を拠点として活躍した浮世絵師である西川祐信(1671~1750)に着目し、18世紀上方出版文化から江戸の都市文化へと続く知の連環を考察する。  祐信は、上方だけではなく、江戸の絵師にも大きな影響を与えた絵師であり、多様な出版文化の展開を担った重要な人物であるにも関わらず、これまで十分な研究がされてきたとは言い難い。本研究は、祐信という絵師を核とした知的活動の展開と上方文化の江戸流入を明らかにすることを目的とする。  研究活動の一つとして、毎月1回 アート・リサーチセンターにて西川祐信の着物雛形本『正徳雛形』の研究会を開催。染織、文学、美術など様々な研究者をメンバーとして『正徳雛形』に記載された各雛形を分析し、模様の典拠となった文学、演劇との関連性を考察する。 プロジェクト活動ブログ 報告書 3 日本のホラー映画における幽霊表象の研究:歌舞伎の影響を中心に Representation of Ghost in Japanese Horror Movies: Focusing on the Impact of Kabuki 京都大学文学部 非常勤講師  朴美暻  申請者(朴)は現在、日本と韓国における幽霊/鬼神の視覚イメージ(表象)の変遷、特に、日本の舞台芸術や映画における幽霊表現が韓国の鬼神イメージの形成に与えた影響や、それらの表象から読み取れる日韓の社会観、家族観、女性観の比較を研究している。  その一環として、本研究では、日本の歌舞伎に登場する幽霊の姿形やしぐさなどが、後世の日本のホラー映画における幽霊表象にどのような影響を与えているのかを、立命館大学アート・リサーチセンターの豊富なデータベースを利用することによって明らかにしたい。 報告書 4 近代木版口絵のデジタル研究環境基盤整備 Infrastructure Development of Digital Research Environment for Modern Woodblock-printed Kuchi-e (Frontispieces) 口絵研究家  朝日 智雄  本研究は、口絵のイメージデータベースおよび総合データベースを構築し、同資料のデジタル研究環境基盤整備に取り組むものである。明治中期から末期にかけてのある特定分野の書物には、高確率で木版多色摺口絵を確認することができる。これらは同時代の出版や読書文化を窺い知ることができる貴重な資源であるにも関わらず、その形態的特性ゆえの扱いづらさから、いずれの研究分野からも敬遠されてきた。以上の背景を踏まえ、本研究は、近代木版口絵の最大級コレクション・朝日コレクションを中心に他機関所蔵資料についてもイメージデータベースとして公開し、その学術的価値の再検討を通じて、同資料を人文学研究の俎上に載せることを目的とする。今年度は昨年度に引き続き、研究代表者が蒐集した作品のうち、冊子体裁のもののイメージデータベース化と、総合データベースを作成することに取り組む。 報告書 5 もうひとつの京舞「篠塚流」、その歴史と独自舞踊および音曲の記録検証 Shinozuka School ‘Kyō-mai’ Dance: Documenting and Preserving its History, and Music and Dance Forms 立命館大学 国際関係学部 准教授  Scott P. Koga-Browes  現在、京舞といえば井上流が名高く資料も多いが、京舞にはもう一つの流派「篠塚流」が現在も受け継がれている。 興りは井上流とほぼ同時期の220年程前、三世中村歌右衛門の振付師であった篠塚梅扇(文三郎)が初代家元となり、江戸中期から明治にかけて京の町では「篠塚流」が盛んに舞われていた。三代目の不埒から一時断絶するも、昭和38年に5代目梅扇により復興。 京都祇園祭の「小町踊り」奉納はじめ、上賀茂神社「観月祭」、二条城オペラ参加など国際的にも評価を高めているが、残念ながら近年の資料が分散している。高齢となられた現お家元から歴史を聞き取り、独自の音曲や詞を掘り起こし、踊りをモーションで記録するなどし、貴重な京都文化遺産を失う前に保存すべきと考える。 6 黎明期広告業界誌『プレスアルト』広告現物の研究 Study on advertising materials that early advertisement trade journal "Press Art" distributed 同志社大学 社会学部 教授  竹内 幸絵  本研究は昭和12(1937)年に広告現物の頒布を目的に京都で創刊された広告業界誌『プレスアルト』の調査とデータベース化によって、広告表現を時代意識の有力な証言者と位置付けた探究に資することを目指すものである。同誌は戦時5年の停止期をはさみ昭和61(1986)年まで、およそ45年間月刊で発刊された。発行部数が極めて少なく幻の存在だったが、334号分、およそ6千点に及ぶ広告現物のほぼ全てが発行人遺族宅にて発見された。同時期の広告現物資料としては比肩する類例がないこれらを、本研究で調査しデジタルデータベース化する。付属冊子に記載の発行年、印刷種別、制作経緯等とあわせみる事が可能な形式を構築し、社会学・デザイン史・写真史・メディア史といった多方向からの学際的なアプローチが可能な広告史探究資料となることを目指す。 報告書 7 法政大学図書館所蔵の正岡子規文庫資料のデジタル化およびアーカイブ上での公開 Digitization of “The Masaoka Shiki Collection” belong to Hosei University Library and publication on archive 法政大学文学部日本文学科 教授  中丸 宣明  法政大学図書館の所蔵の貴重書「正岡子規文庫」のうち資料価値の高いものを撮影・デジタルデータ化し、「法政大学図書館デジタルアーカイブ」上で公開する。「正岡子規文庫」は、俳人正岡子規の旧蔵書のうち和漢籍や自筆ノート等約2100点からなり、1949年に法政大学へ寄贈されたものである。  これまで図書館の事業として、すでにデジタルアーカイブサイト構築に取り組んでおり、現在貴重資料である「正岡子規文庫」「梅謙次郎文書」計444点約27,800カットが公開中である。  2019年度においては、正岡子規文庫資料のうち、俳諧・漢籍資料に限らず広く資料価値の高いものを当該共同研究において精査し、約6,000カットをデジタルデータ化し、アーカイブに追加・公開し、正岡子規研究の更なる発展に寄与する。 報告書 8 「目玉の松ちゃん・尾上松之助 活動写真デジタル資料館」の内容拡充 尾上松之助遺品保存会 代表  松野 吉孝  日本映画の草創期に「目玉の松ちゃん」の愛称で慕われ、1000本もの作品に主演した「日本映画初の大スター」で「時代劇俳優の先覚者」尾上松之助氏の「遺品・資料」のデジタル化・公開に取り組む。今年度で3年目。すでに「大入り袋入り・絵葉書ブロマイド・40作品:354点」「忠臣蔵(大正15年4月公開)の映画写真・資料:253点」を公開中にて、今年度はこれら「画像資料」に加え、松之助が着用した「鎧」、同郷の犬養毅から送られた「緞帳目録」、当時の「人気俳優大見立て」、「尾上松之助自叙伝」など、「実物資料」のデジタル化・公開を進め、これらの受け皿である「目玉の松ちゃん・尾上松之助 活動写真デジタル資料館」の内容拡充を図る。  また、他の有力な松之助資料所蔵者を、このデジタル資料館に呼び込むため、「第三者向け契約関係書類の準備」にも努める。 なお本年は「日本映画の父・牧野省三先生・簿没後90年」であることから、氏の功績を顕彰すべく本学創思館施設にて、おもちゃ映画ミュージアム太田米男先生と、氏の代表作・「雄呂血」(主演・阪東妻三郎)の上映、「京都ニュース」から「京都市民映画祭での牧野省三賞受賞風景」の披露等を準備中。 報告書 9 機械学習による型紙画像分類の自動化Multi-Label Classification of Stencil Images in the Katagami Database 学習院大学計算機センター 教授  久保山 哲二  立命館大学アート・リサーチセンターで公開されている型紙データベースでは、型紙画像が「花」や「幾何学」などの複数のラベルにより分類されており、この分類項目に基づく検索手段を提供している。これまで、型紙画像の分類は、型紙に対して十分な知識を有する専門家が、分類の揺れや一貫性を考慮しつつ行っており、これがデータベース構築のスピードアップを妨げる一因となっている。  本研究では、これまでの専門家による画像分類を教師データとして、機械学習手法により分類を自動化することを目的とする。過去2年の共同研究の継続研究であり、深層学習による認識精度の向上とともに、既存のメタデータの再検討を含めて、この問題に取り組み、分類の精度の向上とデータベース構築のスピードアップを図るものである。これまでの取り組みで、型紙データはミクロなテクスチャとマクロな象形パタンの両者を総合的に認識する必要があるため、高解像度の画像を訓練データとして与えると計算量の問題が発生していた。そこで、今年度は、圧縮した画像に対する学習を試みる。 報告書 10 「京都ニュース」の保存と活用プロジェクト“Kyoto News” preservation and utilization project 一般社団法人京都映画芸術文化研究所(おもちゃ映画ミュージアム) 代表理事  太田 米男   1956年から1994年までの約40年間、京都市広報局が制作し、市中の映画館で上映された「京都ニュース」。京都市歴史資料館に保管されている全残存547巻の35mm画ネガ・音ネガ原版の調査の過程で、その原版からプリントされた16mmフィルム(約同数の上映プリント)が立命館大学アートリサーチセンターに寄託保管されていることが分かり、これらの映像の内容を把握することで、「京都ニュース」の全容を解明することを目的としている。この映画のデジタル化は、現在1970年までの70本にとどまり、残り174本が未作業となっている。各巻により4~5のトピックスがあり、約1000項目以上の題材で記録撮影されている。これらの映像は、高度成長期からバブル崩壊期まで、京都における市政報告や施策、都市計画による景観の変容、折々の世相や出来事、市民生活、祭事など全容を把握することで、「京都学」の見地のみならず、各分野からの学術的なアプローチや研究素材としての価値が大きい。京都市による全ニュース映像のデジタル化に向け、データベース化を進めることは重要な調査機会であると考えている。 報告書 11 花供養と近世後期京都俳諧の研究A Study on Kyoto-Haikai through the 18th and 19th Centuries Concerning Hanakuyo 立命館大学 非常勤講師  竹内 千代子   京都東山の芭蕉堂で毎年のごとく発刊された『花供養』を全冊にわたって翻刻し、近世後期の京都および全国の俳諧の実態を明らかにする。同資料は、近世後期のおよそ100年間、作者はおよそ全国に及ぶため、近世後期の日本、特に京都の俳諧史資料として有効である。このため、これによって江戸時代の俳諧と近代俳句との連続性あるいは非連続性の検証をおこなうことを目的とする。翻刻データは、すでに公開されている原本デジタル画像と同時に参照できるようにし、研究者間の共有を図る。2017年度より、対象を『花供養』以外の芭蕉顕彰資料に広げており、当年度も引き続き調査を実施するほか、必要に応じてデジタル化を実施する。 報告書 12 市民が作った雑誌『京都TOMORROW』のデジタル・アーカイブ化Digitalizing & Archiving of the Journal “KYOTO TOMORROW” Published by Citizens 同志社大学社会学部メディア学科 教授  小黒 純  本研究は1988年から2003年にかけて、京都に拠点を置く学者、弁護士、科学者、市民運動家らが、社会の諸問題を、市民の視線で捉え直し、議論を深め、発信し続けた、手作りの雑誌『京都TOMORROW』約50号を対象にする。「京都の市民による、市民のための雑誌」として、特定のイデオロギーに偏らず、高齢者ら社会的弱者を包摂するベクトルで編集された。この編集方針に共鳴した、著名な文化人が数多く寄稿した。「多事争論」を信条とした、先駆的な雑誌だったと言える。 紙媒体の雑誌として現在すでに稀少性があり、著名な文化人の言説を記録した、貴重な日本・京都の文化資源として、デジタルアーカイブ化が急がれる。内容を調査し、データベース化すれば、社会運動研究やジャーナリズム研究だけでなく、社会学、政治学、行政学、社会福祉学、メディア研究論といった、学際的なアプローチが可能となる。 報告書 13 服装・身装文化デジタルアーカイブの利用拡大に関する検討と実践: バーチャル・インスティテュートの活用を前提としてExamination and practice on the use expansion of clothing culture digital archive using the Virtual Institute 国立民族学博物館 外来研究員  高橋 晴子  本研究は、国立民族学博物館のウェブサイトより公開している「服装・身装文化デジタルアーカイブ」(MCDプロジェクト【代表 高橋晴子】作成)の国内外での利用拡大に関する課題を解決し、実践するものである。  「服装・身装文化デジタルアーカイブ」は、以下の4本のデータベースによって構成されている。1)身装文献、2)衣服・アクセサリー標本、3)身装画像データベース「近代日本の身装文化」、4)近代日本の身装電子年表  これら4本のデータベースは、文字・標本・画像・文書画像と異なったメディアで構成されているが、目的に応じて、複数のデータベースより情報を取得する必要があるため、まずは4本のデータベースの一覧が可能な環境を整えることを実践したい。つぎに、各データベースに利用者がスムーズにアクセスできる条件を検討し、整備する。さらには、関連サイトなども含め、「身装-身体と装い」についての学習に必要なアイテムを整え、バーチャル・インスティテュートの名称にふさわしいサイトを作成することを目的とする。 報告書 14 戦後フランス紹介短編映画と観光戦略French short films for abroad tourists after World War II and its tactics 京都精華大学 名誉教授  島本 浣 報告書  近年、観光の文化研究は人文書学の中で重要な地位を占めるようになってきた。本研究は、立命館大学アート・リサーチセンターに寄贈された、旧関西日仏学館所蔵のフランス観光短編映画を題材とした観光文化学の試みである。短編映画に映し出された第二次大戦後のフランスの自然・文化には、戦後の文化的眼差しが表象されている。その分析から研究は始まるが、準備段階として、何よりも「劣化しつつあるフィルムのデジタル化」による「データベース化」が不可欠となる。そのデータベースによってこそ分析が可能となり、戦後フランスの観光的眼差しも表象されてくるだろう。本研究はまた、日本の観光研究にとっても重要な視点をもたらすものと考えている。 15 近世演劇を中心とする芸能史と出版文化の研究The research of the Performing Arts History and Print Culture in the Tokugawa period 同志社女子大学 名誉教授  廣瀬 千紗子 近世演劇資料の出版が成立する環境をめぐって、作者と板元、役者と興行、および同時代の文芸資料との接点を解明する。ならびに架蔵資料と、アート・リサーチセンターのデジタルアーカイブ活動との連携による新たな資料価値の創出、及びその有効活用方法についての研究を推進していく。 報告書 16 スタンフォード大学東アジア図書館所蔵熊本藩文人書状集内容翻刻Providing descriptive metadata and transcriptions for Collection of correspondence and poems from various officials from the Kumamoto domain スタンフォード大学東アジア図書館 日本担当テクニカルサービス司書  マッザ 美恵子  スタンフォード大学東アジア図書館が所蔵する「熊本藩文人書状集」(31枚の裏紙に貼られた書状・詩などからなるコレクション)は現在最小限のメタデータしか存在しないため、立命館大学ARCの「くずし字翻刻学習・指導システム」を使用し当コレクションが既に作成済みのデジタル画像から研究代表者(マッザ)が翻刻文を作成する。翻刻文に基づきスタンフォード大学東アジア図書館OPAC上に公開されるメタデータの充実に努める。コレクションの規模が小さいため当コレクションを御センターのシステムを使用した翻刻作業のパイロットプログラムとして将来に活用したいと考えている。 報告書 共同研究プロジェクトの活動支援内容 1. 研究資金支援 2. デジタル研究環境の提供(サーバー、データベースシステム) 3. ARCデータベース、図書等の利用 4. デジタル・アーカイブ化支援 5. 設備・備品・デジタル機器の貸与 6. テクニカルサポートボード 7. 若手育成 国際共同研究拠点 日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点 公募・申請 2024年度運営体制 国際共同研究採択課題 2024年度採択課題 2023年度採択課題 2022年度採択課題 2021年度採択課題 2020年度採択課題 2019年度採択課題 事業概要 事業内容詳細 活動実績 2021年度活動実績 2020年度活動実績 2019年度活動実績 研究資金支援:公募型研究課題プロジェクト デジタル研究環境の提供 ARCデータベース・図書等の利用 デジタル・アーカイブ化支援 設備・備品・デジタル機器の貸与 テクニカルサポートボード 若手育成 申請方法--> 文部科学省 共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」 関連情報 2024年3月25日 国際ワークショップ「Practices and Challenges of Integrating GIS, VR, Metaverse in Digital Humanities Research」 2024年3月23日 第13回「知識・芸術・文化情報学研究会」 2024年3月11日 2024年2月20日にロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)でARC-iJACによるデジタルアーカイブ・ワークショップが開催されました 2024年3月 4日 紀要『アート・リサーチ』25-1, 25-2, 25-3号 原稿募集案内 2024年2月26日 【参加申し込み受付終了】第13回「知識・芸術・文化情報学研究会」 --> HOME ARCの紹介 研究活動 研究メンバー 国際共同研究拠点 活動報告 データベース バーチャル・インスティテュート 各種利用申請 サイトポリシー リンク 本ウェブサイトおよびその内容を無断で編集、複製、転載することを禁止します。 Copyright © 2016 Art Research Center, Ritsumeikan University.

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